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| 社長日記 |
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| VOL.4 どら焼き |
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当店の黒糖どら焼き・「日々是 くろどら」が沢山のお客様に喜ばれていることに少し顔がほころんでいる、社長の加藤です。
最近阿川弘之先生(テレビで活躍している阿川佐和子さんのお父様、といったほうが皆さんにはわかり易いかな)の「国を思うて何が悪い(光文社)という本を読んでいたら、「どら焼き」の一文字が出ていましたので紹介します。
私自身が今上陛下(昭和天皇)に初めてお眼にかかったのは、昭和四十七年春の園遊会でです。という書き出しで始まる”陛下の一言”の章にありました。
「−−−−次に福田さんと短いやりとりがあって、私の前へ立たれました。『今、どんなものを書いているの』と仰有る。『昔、陛下も何度かお召しになりました軍艦長門の一生を文学作品にしようと思いまして、目下その準備をいたしております。』『あっ、そう。小説を書くのも、いろいろ大変だろうね』といわれる。−−−それでおしまいらしくて、向こうへ移ろうとなさりかけて、陛下、ふと立ち止まられた。そして、半歩ばかり引き返すようにして、一言付け加えられました。『志賀が亡くなって残念でしたね。』それをうかがったら、わッと涙が出てきちゃった」(中略)
「私が志賀直哉に師事した、いわゆる志賀山脈の末につながる小説家であることを覚えておられて、わざわざそんな言葉をかけて下さったのです。しかもそのおっしゃり方が、誠心誠意一所懸命の感じでね。その日、御紋章入りのどら焼きをお土産にもらったので、そのこと話しているうちに、志賀奥さんも泣き出されました。」
まさか陛下が「今回のお土産はどら焼きにしよう」とは言われてないし、もちろん、虎屋さんか老舗のどら焼きでしょうが、どら焼きも陛下のもとで大活躍しているんだぁ、と思ったらものすごく嬉しくなりましてね。うちもますます気を入れてつくらなければどら焼きに申し訳ないと思った次第なんです。 |
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